自作PCを組み立てる時、パーツの他に組み立てに必要なモノがあります。
自作PC組み立てに使う道具や、操作に必要な周辺機器です。また、自作PC組み立て中のトラブルを防止するための道具です。
自作PCに初めて挑戦したり、久しぶりに取り組んだりした時には、意識していないモノも自作PCの組み立て回数が増える事で、いくつかの失敗をもとに必要と感じる様になりました。
本記事では、自作PCに挑戦する時やトラブル時の対応のため、準備した方が良い、道具と周辺機器を紹介します。
本記事が、自作PCに挑戦するけど、パーツ以外に準備するものが良くわからないという方のご参考となれば幸いです。
自作PC組み立てで準備する道具
事故防止のため、準備した方が良い道具や自作PCの組み立てで必要な道具を紹介します。
紹介している道具で必須なものは、ドライバーです。ドライバー以外の道具は、事故を避けるために有効なモノです。
静電気防止手袋
自作PCのパーツは、静電気の発生で壊れてしまいます。静電気の発生を避けるため、作業時に静電気防止の手袋を装着します。
特にメモリ、CPUの取り付け、電源からの各種ケーブルの取り付け等、マザーボードを触る作業で特に注意します。
乾燥した時期には、静電気が発生しやすいため、作業時に特に注意が必要です。
静電気防止の手袋を装着した状態で作業がやりにくい場合は、手袋を外して作業をします。
プラスドライバー
各自作パーツのねじ止めで利用するため、プラスドライバーは必須な道具です。
自作PC利用するねじは、ほとんど同じサイズのため、市販のプラスドライバー1本で自作PCの組み立てはできます。
一部、CPUクーラーのねじ止めで、ねじの設置位置がCPUクーラーと干渉する時があります。この時は、長めのドライバーがCPUクーラーに付属品しているため、準備の必要はありません。
ねじの保管場所
作業中にねじを床に置いておくと、気づいたらねじが無くなっている事があります。
ねじの紛失をさけるため、ねじの保管場所を作って作業をします。
私の場合、ねじ保管ケースの一部スペースを空け、ねじの保管場所として利用しています。
市販のもので、皿型のケースがありますが、個人的には、100円ショップの小物ケースをおすすめします。
割りばしのような柔らかい棒
グラフィックボードを取り外す際、グラフィックボードを固定するPCIEの爪を押す必要があります。
この時、CPUクーラーとグラフィックボードの間が狭く、手で爪を押せません。
解決方法として、棒状の長いものでPCIE固定爪を押しますが、固い素材では、爪が壊れる可能性があります。
実際に私も、PCIEの爪を追ってしまった事があります。爪が折れた時の経験を「マザーボードの爪が折れた時の対応として新たにマザーボードを購入した」にまとめていますので、ご参照ください。
爪を折らない方法として、柔らかい素材の棒状のものとして、割りばしを利用します。
自作PCで準備したい周辺機器
Windowsをインストールする時やトラブルでセーフティーモードを起動させる時、必要な周辺機器を紹介します。
LANアダプタ
Windows11のインストール時、マイクロソフトアカウント認証のため、インターネット接続が必要です。
しかし、利用するマザーボードにネットワークドライバがインストールされていない事があり、マイクロソフトの初回のインストール時に有線接続や、Wi-Fi接続ができない事があります。
ネットワーク接続ができる様にする方法の1つに、USB接続のLAN変換アダプタ利用があります。アダプタをUSB接続するのみで利用できるため、簡単にネットワーク接続ができます。
詳細は、「自作PCのWindowsインストールでネットワーク接続できない時の解決方法」をご参照ください。
ドライバインストール不要の有線キーボード
Bluetooth接続やドライバインストールが必要なキーボードは、Windowsの初回インストールや、Windowsセーフティーモードの操作ができません。
そのため、ドライバインストールが不要かつ、有線接続のキーボードが必要です。
普段は、自由にキーボードを利用して問題ありませんが、もしもの時のため、用意しておくことをおすすめします。
ドライバインストール不要の有線マウス
キーボードと同様に、Bluetooth接続やドライバインストールが必要なマウスは、Windowsのインストールやセーフティーモードで利用できません。そのため、ドライバ不要な有線マウスの利用をおすすめします。
普段使いはキーボード同様、好きなマウスを自由に使って問題ありません。
まとめ
自作PCでパーツ以外に必要な道具や、トラブル時にあると良い周辺機器を紹介しました。
自作PCでは、色々な問題が発生するため、本記事で紹介している道具や周辺機器を準備し、問題が発生した時に備える事をおすすめします。
必要と感じたものを準備し、自作PCの組み立てに臨む事で、トラブルへの対応がしやすいです。
本記事が自作PC組み立てをしたいと考えている方の参考となれば、幸いです。
以上です。