raid1のミラーリング構成で外付けHDD環境を構築しました。利用用途は、macOSからの接続でブログ記事の下書きや画像の保管、プログラミングのソースコードの保存等です。今回は、構成と現状の利用状況について述べて行きます。
raid1のミラーリングを導入する事とした検討内容については以下の記事をご参照ください。
「RAID1のHDD冗長化によってデータが無くならない様に管理する」
本記事が外付けHDDをraid1で組もうとしている方の参考となりますと幸いです。
raid1の構成
raid1を組むために必要なものは、raid1に対応しているHDD収納筐体と、HDDが2個となります。この構成により、片方のハードディスクが故障しても、片方が稼働していれば、データが消えることはありませんので、安心です。
「raid1構成図」
私が今回raidを組むにあたり購入した構成は以下となります。
HDD1:(WD) RED NAS Hard Drives:2TB
HDD2:(SEAGETE)IronWolf:2TB
raid筐体:CENTURY CRNS35U31CRF(型番)
HDDについて注意した事
- HDDを2種類に分けた理由として、お店に行った時にこの容量で売っているHDDがこの2つしかなかったという事と、HDDの生産ラインが同じで同じ時期に製作されたHDDを利用したくなかった事があります。同じメーカーで同じ時期に同じラインで生産されたHDDは、同じ時期に故障する恐れがあります。その為、今回は、異なるメーカーのHDDを利用する事ができて良かったと感じています。
- HDDは両メーカーとも、NAS構成用のHDDとなっています。この特徴として、耐久性に優れており、24時間稼働させていても、問題ない作りとなっているとの事です。耐久性のあるHDDです。これは、raid構成にはもってこいだったので、購入しました。
外付けHDD筐体について特徴
- 筐体の方は、安い筐体をネットで購入しようと考えておりましたが、今回購入した端末を見てデザインが良く、コンパクトな作りとなっていた為、これにしようと購入を決めました。実際にコンパクトで置き場には困りませんでした。
- この筐体は、電源のONOFFがパソコン側と連動しています。その為、パソコン側の電源を切ると、合わせてHDD側の電源も切ってくれます。これは便利な機能です。
- 思っていたより静かです。ファンの音は少ししますが、うるさいと感じはしません。
外付けHDDの利用状況
- 容量について、2Tの大容量を購入しましたが、現状そこまでのデータ量を利用していないことから、1Tで良かったと感じています。将来的にブログの画像データや、プライベートデータでいっぱいになる事が想定されますので、予算が許す範囲でこのサイズを購入したという感じです。現状利用していなくても、将来的に利用する可能性がある場合は、容量を大きめに買っておくと良いです。
- 500GBをmacOSのバックアップ領域として利用しています。残りの1.5TBを常時データの保存領域として利用しています。これにより、macのtimemachineに容量を占拠されない様にしています。
- データの保存先をmac内に作成したフォルダから、raidを組んだHDDへ直で保存する様にしています。これにより、1.5TBの保存領域が確保できる様になった為、パソコン側にHDDに大きな容量が必要無くなりました。次回以降の端末導入では、容量は大きく必要の無い認識です。
- 持ち運びはもちろんできないため、持ち運びが必要となるデータは、事前にノートパソコンに移す必要が出てきましたので、少し手間です。
転送速度
転送速度は以下の様な結果になっています。
「AmorphousDiskMar」を利用しました。5GBを転送する事として設定しましたところ、以下の様な結果がでました。
- WRITE:146.4
- READ:148.7
スピードを求めてはいないため、まずまずの成果と言えます。
通常利用している分には気になりません。
まとめ
データの保存先をraid1構成の外付けHDDへ切り替えました。この結果、今までバックアップを外付けHDDに保存していた時とは異なり、データの消失のリスクが減りました。
外付けHDDをメインのデータ保存領域とする事で、PC側の保存領域を抑える事ができる為、今後HDDの容量部分は削減でき、大きな容量の端末を必要としなくなったと感じております。
外付けHDDを持ち運ぶ事はできないため、必要な方は運用で工夫が必要となります。
本記事がraid1で外付けHDDの構築を検討している方のご参考となりますと幸いです。
以上です。