パソコンの購入を検討する時に、カスタマイズ可能な部分として、CPU、メモリ、HDD(SSD)があります。PCを購入する場合、この中で何をどの程度カスタマイズすると良いのか悩む事と思います。私も、パソコンの新規購入の度にどうするかという悩みを持ちます。今回は、CPU、メモリ、HDD(SSD)の役割とどの様な事をする場合、どの程度のスペックで良いかについて述べていきたいと思います。
パソコンの購入でスペックをどうするかお悩みの方のご参考となりますと幸いです。
CPU、メモリ、HDD(SSD)の役割
初めにCPU、メモリ、HDD(SSD)がそれぞれどんな役割を持っているのかについて説明をします。また、どの様な作業をする人にどの程度のスペックが必要かについて、私の考える目安について述べていきます。
CPU
CPUはパソコン内の作業を処理するところです。そのため、パソコンの処理速度に影響をします。パソコンを購入する時にCorei3、Corei5、Corei7と言われるところがここになります。このパーツは基本的に購入後、自力での交換が難しい部分となります。そのため、購入の際には、よく考えてから購入をした方が良い部分です。
スペックの目安としては以下の様になります。
- Corei3
このスペックのCPUは普段、ネットサーフィンを行う程度、たまに事務作業でワードエクセル等を開くよという人はこのスペックで良いでしょう。事務作業がメインの場合、十分なCPU性能です。
- Corei5
軽めの動画処理や、画像処理を行う方向け、また、事務作業で複数のソフトを開いて作業をする事の多い方にとっては、快適に作業ができる環境として、このCPUを選択すると良いと考えます。重いアプリケーションを利用しないのであれば、このサイズで十分です。
※私はCorei5のパソコンを利用しています。
- Corei7
本格的な動画編集、画像処理を行う方、高機能な処理ソフトを利用する方はこのスペックのCPUを選択すると良いと考えます。基本的には処理が重い作業をする方向けのCPUになります。
メモリ
メモリはパソコンの中でデータを一時的に記憶するスペースです。よく例えられるのが、人が作業をする場合の机のイメージです。机が広いほど、いろいろな資料を置く事ができ、作業が捗ります。同様にメモリサイズが大きいほど、様々なアプリを起動させて動作させる事が可能となります。
このパーツはパソコンにもよりますが、自分で交換をする事が可能なパーツとなります。そのため、パソコンを購入後、メモリが不足したら自分で交換してみたという方もいらっしゃいます。
メモリを購入する場合は以下の様な選択肢があると思います。4GB、8GB、16GB、32GB以上といった感じです。
目安としては以下の様になります。
- 4GB
パソコンを動作させるためには十分なメモリです。文書作成やネットサーフィンを行う程度であれば、このサイズで問題ありません。個人的には少し心許ないサイズと感じます。
- 8GB
大抵のソフトを動作させるには十分なメモリサイズです。同時に複数のアプリケーションを起動させながら、操作する場合、(例えば音楽を聴きながらブラウザを起動させ、文書を作成する等)でも十分に動作する環境だと言えます。
※実際に私の使っているパソコンのメモリはこのメモリになります。
- 16GB
動画、画像処理を本格的に行うかた、3Dゲームを行うかた等は16GBを積む必要が出てきます。また、複数のアプリケーションの立ち上げた作業を8GB環境より快適に行いたい方はこの環境がおすすめです。
- 32GB以上
動画、画像処理を本格的に行うかたや、高機能な処理ソフトを利用される方は32GB以上あった方が余裕を持って作業ができます。
HDD(SSD)
HDDは、ハードディスクドライブの略称となります。この部品は、パソコンのデータを保存しておく領域となります。そのため、サイズが大きいほど、大量のデータをパソコンに保存できる様になります。
SSDは、ソリッドステートドライブの略です。主な特徴として、HDDよりも通信速度でデータの読み書きができます。
HDD(SSD)部分は、256GB、516GB、1TBといった様にサイズが大きくなっていきます。
基本的には、自分の利用するデータ量に合ったサイズを選ぶのが一般的です。今使っているパソコンで容量がいっぱいであれば大きなサイズを容量が小さい場合はそのままのサイズで問題ありません。
初めてパソコンを購入するのであれば、256GBの最小サイズを購入し、必要が出てきたら外付けHDDを購入して容量を拡張する等し、次回のパソコン購入時にサイズを大きくする等の対応をとる事をおすすめします。
メモリ、CPU、HDD(SSD)カスタマイズの優先度
個人的に以下の優先度でカスタマイズを行う事でパソコンの利用環境が快適になると考えています。
①SSDにしてください
パソコンはSSDにする事でデータの読み書きの速度が速くなりますので、HDDよりもSSDを採用したパソコンを購入する事をお勧めします。
②メモリ
メモリについては、パソコンをもっさりとした動作にしたくない場合、ここを増設する事をおすすめします。
③CPU
CPUについては、パソコン購入後、自力で交換が難しいため予算が許せば良いスペックのものを購入する事を勧めます。CPUを交換する場合、パソコンの買い替えをした方が良いという事もあります。
④HDD(SSD)の容量
ここについては、後から外付けHSDDを購入して容量を増やす事ができますので、それほど深く考える必要はないと考えます。
まとめ
今回は、パソコンを購入する時に何を優先して考えるべきかについて述べました。パソコンのスペックの優先度は人によって変わってくる部分だと思います。本記事の内容はあくまで参考として扱っていただければ幸いです。
本記事が、皆様のパソコン選びの参考となりますと幸いです。
以上です。