データの長期保存を安全に行う環境を検討

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人にとってデータはとても大切なものです。

「過去の取り組みの蓄積」や、「パスワード等の情報」等重要な情報が多く、人目を避け、安全に保管したいものです。データの保管方法が適切でない場合、最悪データー消失が発生します。データを扱う人は、データの消失という最悪な事態を避け、安全に運用する必要があります。

データを消失させない方法は様々です。「データ保管専用のストレージを用意する事」や、「ストレージの冗長化の構成(RAID)を組み、データの紛失を避ける事」があります。

私も、重要なデータは外付けストレージでRAID0を組んだHDDに保管しています。しかし、最近、外部ストレージ環境に異音がするようになり、故障の危機を感じています。

最近、故障によるデータ消失の危機をさけるため、外付けストレージ環境を新たに構築したいと考えています。

この機会に構成の見直しを考えています。これまでの外付けHDDで不満だった部分や不安点を改善します。

本記事では、新しいデータ保管の構成を検討します。

データの保管方法にご興味のある方の参考になりますと幸いです。

目次

現在のデータ保管環境の説明

現在、利用しているデータの保存環境を紹介します。

データの保管場所は2か所です。いつも利用しているパソコンと、外部ストレージとして、RAID1(ミラーリング)を構築した外付けHDDを利用しています。

パソコンと外付けHDDにデータを保管することで、データ保管場所を2か所確保し、冗長化しています。

RAID1を組んだ外付けHDDの構成紹介

RAID1の外付けHDDの紹介をします。

内蔵しているストレージは、2TBのHDDを2枚メーカー違いで差し込んでいます。容量は2TBですが、実際に利用できる領域は、1.5TB程度です。

外付けHDDの筐体は、CENTURY「CRNS35U31CRF」を利用しています。

CENTURY「CRNS35U31CRF」

データ保管方法に関する気になる点

故障がなく、4年間安定して運用してきましたが、最近は環境の変化があり、運用が回らなくなっています。また、筐体から異音がし、心配事となっています。この他にも、改善したい点が出てきました。

以下に気になる点を示します。

  1. PCと外付けHDDの冗長化運用が崩れた
  2. 外付けHDDの起動時に異音がする
  3. 経年による外付けHDD筐体の劣化
  4. 保存したいデータの種類が増えた

1.PCと外付けHDDの冗長化運用が崩れた

最近の変化として、メインで利用するパソコンを自作PCにしたことで、パソコンのパーツ組み換えの機会が増えました。これにより、OSの初期化が多くなっています。

OSを初期化する際、内臓ストレージのデータを削除しています。結果、PC内にデータを長期保存できない状況となており、「PCと外付けHDDに保管する冗長化構成」が崩れています。

冗長構成が崩れた図

2.外付けHDDの起動時に異音がする

外付けHDDの筐体を起動させる度にカタカタと音を立てています。しばらくカタカタと異音がしますが、数分待つとファンの音のみが聞こえる状態です。

カタカタ音が止まった後、安定して動作していますが、不具合が発生してきていると不安を抱えています。

3.経年による外付けHDD筐体の劣化

「2.外付けHDDの起動時に異音がする」で記載した通り、外付けHDDの調子が悪くなりつつあります。

カタカタ音の原因はわかりませんが、外付けHDDの筐体が故障した場合を想像しますと、データの喪失が考えられます。

外付けHDDの機能でRAID構成を組んでいる場合、外付けHDDの筐体が故障し、内臓HDDが無事な場合であっても、外付けHDDの筐体に備わっているRAID機能がコントロールができず、データを取り出せなくなります。

筐体の修理や、同様の外付けHDDの筐体を利用する事で、HDD内のデータを取り出せるかもしれませんが、可能性は低いです。

データの取り出しができない場合、データの復元にデータ復旧会社のお世話になります。もちろん費用が発生します。

4.保存したいデータの種類が増えた

最近、YouTubeの動画撮影を始めました。

YouTubeの取り組みは、準備段階ですが、今後続けていく事で、動画データが増えていきます。また、ブログ活動を継続するにあたり、ブログに関する画像や文章データも増加します。

将来的にデータが増加が見込めるため、データ容量に不安があります。

1ファイルあたりのデータサイズが異なる事から、「データサイズの大きな動画」と、1ファイルあたりのサイズが「動画ほど大きくない、ブログや生活に関するデータ」は分けたいです。

新規外付けストレージ構成案

気になる点を踏まえ、新しいデータバックアップ環境を考えました。

新規外付けストレージ構成イメージ

新しいバックアップ環境の特徴として、動画データと動画以外のデータの保管領域を分割します。

動画データと動画以外のデータで最終的なデータサイズが大きく異なるため、動画データの保管領域に使うHDDのサイズは大容量としています。動画以外のデータは、重要度が高いため、2つの外付けHDDの筐体を利用します。

それぞれの考えを以下に記載します。

「動画以外のデータ」の保存方法

動画以外のデータとして、「ブログに関するデータ」や「生活に関するデータ」があります。どちらのデータも重要度が高いため、データが消失しない形をとります。

2の外付けHDDを用意し、同じデータを保存することで、筐体の故障によるデータの消失を防ぎます。

また、片方の筐体をRAID1構成とし、HDDの故障に対しても備えておきます。

可能であれば、2つの外付けHDDにRAID1を構成し、HDD故障に耐えられる形にしたいのですが、予算の都合で片側の外付けHDDのみRAID1を組む事とします。

容量について、現在の「ブログに関するデータ」と「生活に関するデータ」の利用量を調べたところ、500GB程度のため、データ量が急増することはないと考え、2TBで十分と考えています。

「動画データ」の保存方法

動画データは、1ファイルあたりのサイズが大きいことから、容量の大きなHDDを利用します。

1ファイルあたりのサイズが大きいため、蓄積によるデータ量が大きくなるため、余裕を持てるHDDサイズを選択します。予定では、8TBとします。

動画投稿用のデータがどの程度過去の動画データが必要となるかわかっていない事から、暫定構成として、RAIDは組まず、8TBのHDD単体を利用します。

構成を踏まえて想定する運用上の課題

「動画以外のデータ」に関し、保存場所を冗長化したことで、データの消失リスクを減らしましたが、以下のような課題もあります。

  • データコピーの手間が増える
  • ディレクトリ(ファイルリンク)の整理が必要

データコピーの手間が増える

2つの外付けストレージにデータを保存するため、データ移動やデータコピー時に2回同じことをする手間が発生します。

対策として、データのコピーを自動化する仕組みを作り対策を取りたいと思います。

ディレクトリ(ファイルリンク)の整理が必要

2つの外付けストレージでデータを管理するため、それぞれでデータ保管のフォルダ構成を同一にすることで、データが散らかる事を避けます。

課題として、現在利用している外付けHDDのファイル構成の整理が十分にできていません。そのため、新規のデータバックアップ環境の構築を機に、データ整理をしたいと考えています。

まとめ

現在利用している外付けHDDの経年劣化による故障の懸念から、データバックアップの環境を新しくすることしました。

データ消失を恐れ、特に重要となるデータは、筐体の冗長化を取り、1か所でデータを管理しない事とします。また、ファイル容量の大きなデータに対しては、別途大容量の保存領域を用意する事としました。

今後、外付けHDD環境の整備に向け、機材をそろえたいと思います。

本記事が、大切なデータ保管の環境を構築しようと考えている方の参考となりますと幸いです。

以上です。

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