強いメインPCを使いたいという気持ちが強く、何でもできる高性能パソコンとして、Corei9 13900KとRTX4080を使った自作PCを作成しました。
私の現在やっている事を挙げると、写真編集、動画編集、ゲームとなります。どの作業も本格的な事はしていないため、今回作成した自作PCが必要かと言われると、必要はないという回答となります。
しかし、一度高性能なパソコンを試しに使ってみたい気持ちを抑えきれず、作成しています。
本記事では、構成の説明や、ベンチマークの計測結果を紹介します。
自作PCで性能の高いパソコンが欲しいという方の参考となりますと幸いです。
パソコン構成の紹介
最初に自作PCのパーツ構成を紹介します。
利用用途として、動画編集、画像編集、4KモニターやフルHDモニターでのゲームです。
プライベートな事務作業やネットサーフィン、動画視聴やゲームから、副業面のブログ関連作業やそれに伴う写真編集、動画編集等をカバーします。
CPU:13世代Core i9 13900k(intel)
マザーボード:ROG STRIX Z790-F GAMING WIFI(ASUS)
CPUクーラー:Celsius S36(Fractal Design)
メモリ:VENGEANCE DDR5 64GB 5600MHz(CORSAIR)
SSD(メイン):EXCERIA PRO 2TB(KIOXIA)
SSD(作業用):P5 Plus 1TB(Crucial)
SSD(データ保管):MX500 SSD(Crucial)
GPU:GeForce RTX 4080 Phantom GS(GAINWARD)
電源:TOUGHPOWER GF3 1200W【12VHPWR規格対応】(Thermaltake)
PCケース:The Tower 500 Black(Thermaltake)
構成の説明
本構成のPCとなった経緯等を紹介します。
ROG STRIX Z790-F GAMING WIFI選択理由
私は、オーバークロックをしないため、Z790のマザーボードは本来不要です。
しかし、将来的にストレージ拡張や拡張カードを増やす事をしたく、拡張性を持たせたマザーボードを採用しています。
また、以前購入したマザーボードで、グラフィックボードを固定する爪部分が折れた経験があり、大型のグラフィックボードを取り付ける際、グラフィックボードの取り外しを簡単にする機能が欲しかった事から、ROG STRIX Z790-F GAMING WIFIを採用しています。
ROG STRIX Z790-F GAMING WIFIは、ボタンを押すことで、グラフィックボードの取り外しができる機能があり、グラフィックボードの取り外しにてマザーボードの爪が折れるリスクを下げています。
TOUGHPOWER GF3 1200W【12VHPWR規格対応】の選択理由
当初、GPUをRTX 4090にする予定でした。そのため、電源ユニットで考慮することは、RTX 4090とCore i9 13900Kの組み合わせで利用できる電源容量を選択しています。(※電源容量の考えについては、後述致します。)
また、RTX40シリーズから一部のグラフィックボードが、12VHPWRをコネクタを利用するグラフィックボードとなります。そのため、新規電源として、12VHPWR規格対応の電源を購入しています。
PCケースが、The Tower 500 Blackを採用しており、同メーカーから出ている電源の採用ならば、問題が少ないと考え、Thermaltakeの電源を採用しています。
電源容量の選び方
intelとNvidiaのサイトを確認したいところ、Core i9 13900Kが最大253Wで、RTX 4090が最大450Wとなっていました。各最大電力を足し、253W+450W=703Wとなります。
703Wの1.5倍~2倍程度の電源容量を想定しました。ここで電力を選ぶ際の幅は、下限が「703W×1.5=1,054.5W」です。上限は、「703W×2=1,406W」です。この範囲の電源容量の電源を選ぶと考えました。
選択範囲は、1200Wか1500Wの電源となります。
今回は、予算の都合から1200W電源を採用しています。
RTX 4080を選択した理由
新規でハイスペックパソコンを構築した時、グラフィックボードは最上級のRTX4090を採用していました。
しかし、RTX 4090とCore i9 13900Kのパソコンを利用した時、夏に家のブレーカーが落ちる事態が多発しました。
主に、家で電子レンジを使い、家族がクーラーを使っている状態でパソコンを利用する事で発生します。
この事象に対する対応として、GPUをRTX 4080に変更しました。
変更の結果、家のブレーカーが落ちる事なく利用できました。
この状況から、RTX 4080を利用しています。
SSD複数採用理由
SSDを複数利用している理由として、SSDが余っていた事と、メインストレージとサブストレージを物理的に分けたかった事があります。
物理SSDが1つの運用となっている時、システム領域とデータ領域を1つのSSDで管理した場合、システム領域で不具合が発生した場合、全データが削除となる可能性があります。
このリスク回避のため、データ保管部分と、作業やメインストレージを分ける様にしています。
メモリ64GBの採用理由
64GBメモリを採用した理由は、32GBメモリで十分ですが、ハイスペックPCの作成を目標としたため、メモリ量を多く載せたいと考え、採用をしました。
現状は、メモリを64GBをすべて利用する事はありません。
今後、64GB積んだ事が活かされる場面が現れる事に期待しています。
ベンチマークの計測結果
ゲーム性能
ゲーミング性能について、ファイナルファンタジーXV、BLUE PROTOCOL、ファイナルファンタジーXIVのベンチマークを計測しました。
解像度別に計測したスコアを表にまとめていますので、ご参照ください。
表内の快適表現は、ベンチマーク計測結果の際に出てきた表現を利用しています。
どの性能も、快適な結果となっており、ゲームはストレスなく取り組めそうです。
CPU性能
CPU性能の計測として、Cinebenchのスコアを計測しました。
私が13900Kの利用を始めた2023年7月時点のスコアと、RTX4080にグラフィックボードを交換した、2023年10月時点のスコアを計測しています。
それぞれのスコアを以下に示します。
スコア自体は13900Kの性能として、どちらも高いです。
動画の書き出しや写真編集作業を行っていますが、とても快適に利用できています。
一方で、スコア差に目を向けると、7月時点で「38787」、11月の計測で「37791」となっています。3か月の経過で、スコアが「1000」程度下がっている状態です。
スコア差が発生した可能性として考えたことは、7月の冷房が効いた部屋と10月の冷房なしの部屋での計測した結果したため、部屋の冷却具合に差があった事があります。
また、CPUクーラーの冷却液が時間経過によって減っている事も考えられます。
高性能PCに対する振り返り
スペックについて
Corei9 13900KとRTX4080を使ったパソコンは、性能は十分であり、やりたい事も思う通りに実現でき、満足なパソコンができました。
性能が高すぎるため、活かせるか問題があるため、自作パソコンが活かせる事に取り組んでいきたいと思います。
各価格の値段について
全体的にパーツの値段が高いため、各パーツの値段を落としても良かったと感じています。
例えば、CPUのオーバークロックをしないという観点から、マザーボードの価格を落とし、Z790ではなく、B760を採用しても良かったです。
また、メモリを32GBとして容量が不足した時に64GBへ変更しても良かったと思います。
まとめ
Corei9 13900KとRTX4080を使った自作パソコンの満足度は非常に高いです。
やりたい事が様々でき、ストレス無く、やりたい事ができるため、快適です。
RTX4080と13900Kの組み合わせで十分な性能であり、最上位の構成ではないもののやりたい事が実現できる満足いくパソコンができました。
本記事が、Corei9 13900KとRTX4080の組み合わせのパソコンを検討されている方や、ハイスペックパソコンを作りたい方の参考となりますと幸いです。
以上です。