PCファンのトップファンの前方1枚の取り付け向きによって冷却性能が向上する話を度々聞きます。
一方で、自分自身は、実際にどの程度温度低下できるかわからず、何となく冷えるというイメージを持っている状態です。
本記事では、ファンの向きによってどの程度、冷却に変化があるのか検証を行います。
PCの冷却性能を改善したいと考えている方や、とりあえずトップファンを取り付けたけど、どのぐらい冷えるの?という方の参考となれば幸いです。
検証環境
検証で利用したPCは以下のスペックとパーツを利用しています。
- CPU:Ryzen9 9950X
- GPU:RTX5080(電力80%制御)
- メモリ:64GB
- マザーボード:MPG X870E CARBON WIFI
- CPUク―ラー:NH-D15-CH-BK
- PCケース:FRAME 5000D RS
検証で利用しているファンは、「NF-A12X25 PWM 」です。Noctuaの黒色ファンとなります。
検証方法
検証方法は、トップ部分に取り付けた一番前のファンの向きを吸気と排気でそれぞれ取り付けた状態で、ベンチマーク実行時のCPU温度を確認します。
トップに部分、他のファン2枚は排気としています。


また、ケース全体で取り付けているファンの数は12個と多めな環境となります。
以下2つのベンチマークを実行し、結果を計測します。
- モンスターハンターワイルズ(FullHD・4K)
- Cinebnenche(マルチ・シングル)
モンスターハンターワイルズは負荷の高いゲームに対しての計測。
Cinebnencheは、CPUに負荷がかかった場合を想定して計測しています。
検証の結果
モンスターハンターワイルズの計測結果
4K解像度の検証では、CPUの温度差が大きく見られませんでした。平均温度は、吸気が75度程度、排気が76度程度です。

一方で、FullHDの検証では、トップファン前方1枚を吸気にした事で温度が低くなっています。FullHDの平均温度は、吸気が74度程度、排気が77度と3度吸気の温度が低くなっています。

Cinebnencheの計測結果
Cinebnencheにおいては、シングル、マルチ共に、吸気の温度が低くなっています。

Cinebnenche(single)実行中の中の温度変化

Cinebnenche(mulche)実行中の中の温度変化
ただし、低いといっても常に1度~2度程度のため、効果は薄く感じます。
Cinebnencheの様な継続的な負荷をかける場合、温度が一定で、目に見えて温度差がある場所が現れない様です。
結論
検証の結果から考えると、トップファンの前1つのファンを吸気にした方が、温度は下がります。ただし、効果が1度~3度程度と限定的です。
そのため、どちらでも好きな向きでトップファンはつけても良いと感じます。
見た目にこだわる場合であれば、同じ向きにファンを取り付けた方が良いです。
一方で、少しでもPCの温度を下げて利用したい。という方は、トップファン前1枚を吸気にすることをお勧めします。
まとめ
確かにトップファン1枚を吸気にすることでCPUの温度を下げる事ができます。
ただし、温度が劇的に低下するわけではないので、PCの温度を下げたいという方は、簡易水冷の利用等、別の方法をお勧めします。
現在のPC環境で温度を少しでも改善したいという方に対し、トップファン前方1枚を吸気にする事は役立ちます。
まとめにも記載しましたが、結局、見た目や性能等、自分が重視するポイントで、トップファンは取り付ければ良いです。
本記事が、PCの冷却が気になる方や、トップファンを取り付けてみたけど効率的な冷却が気になるという方の参考となれば幸いです。
以上です。