「ゲーム実況・ゲーム動画投稿をしたい!」と思うが、「費用がどのぐらい必要なのか」、「長く続くかわからないため、費用のかからない構成でスタートしたい」と考えている方がいらっしゃると思います。
私は1年前からゲーム配信やゲーム動画投稿を行っていますが、準備段階で、「ゲーム実況には、どういった機材が必要で、どの程度のスペックで良いか」わからず、情報収集を行っていました。
本記事では、自身の経験から、どういった機材からスタートしたら良いか、必要な機材を紹介します。
ゲーム実況・ゲーム動画投稿を始めたい方の参考となりますと幸いです。
余談となりますが、私はブラウザゲームの配信と動画投稿、switchゲーム、PCゲームの動画編集を1年程度行っています。
配信ソフトについて、ご興味のある方は配信ソフトとしてお勧めなソフトを紹介していますので、「配信ソフトでおすすめするOBS Studioの紹介」をご参照ください。
ゲーム機による必要機材の違い
ゲーム実況・ゲーム動画投稿を行う際にゲームを配信用のパソコンで行うか、任天堂switch等外部のゲーム機を利用するかによって、準備する機材が異なります。
具体的にはキャプチャボードが必要か否かです。
キャプチャボードは、ゲーム機のデータをパソコンに取り込む機材となります。(※ゲーム用パソコンの映像データを別のパソコンに取り込む事も可能。)
キャプチャボードの価格(2023/3時点)は、有名企業のもので、1万円~2万円程度となります。
ゲーム実況にパソコンは必要か
最近はタブレットやスマートフォンから配信ができます。
そのため、「ゲーム実況に対してパソコンが必要ないので??」という疑問があると思います。
この疑問に対する回答は、Switch等の外部ゲーム機の映像を取り込んでゲーム実況を行う事は、キャプチャボードを利用する以外、難易度が高いため、パソコンが必要と考えてください。
スマホゲームにおいても、動画編集時の作業スペースの確保や処理時間を考えると、効率の面からパソコンでの作業をお勧めします。
ゲーム実況、ゲーム動画投稿の構成紹介
ゲーム実況、ゲーム動画投稿の機材構成を紹介します。
ゲーム動画投稿は、ゲーム実況を行う機材がそろっていれば、配信ソフトを録画ソフトへの置き換えで実施可能です。
そのため、ゲーム実況の機材構成について説明します。
今回紹介する機材構成は、「配信用PCでゲームをする場合」と「外部端末でゲームする場合」となります。
各環境でのゲーム例
- 配信用PCでゲームをする場合
- ブラウザゲーム、PCゲーム
- 外部端末でゲームをする場合
- ゲーム機(任天堂switch、PS4等)、iPhone、iPad、Android端末
それぞれの環境で、自分が構築できそうな環境を検討してみてください。
※本記事では、対象のゲームによって必要スペックが変わるため、パソコンスペックの紹介は行いません。
配信用PCでゲームをする場合
試しにゲーム実況やゲーム動画を取ってみようと思った時に費用をかけず、実施できる構成です。
お試しなので、「やってみよう!」と思い付いたところで手軽にできます。
<本構成のメリット>
- 費用を抑えられる
- 本格的な機材の知識がいらず、すぐに配信を始められる
<本構成のデメリット>
- 自分の声以外の周囲の音を拾ってしまう
- 配信の音質に満足できない事がある
配信用PCでゲームをする場合の最小構成機材
以下の機材が配信用PCでゲームを行う場合の最小構成となります。
- マイク付きイヤホンorヘッドセット:ゲーム音確認、音声入力。
- パソコン:配信、ゲーム。
- モニタ1枚:パソコン映像出力。
PCゲーム配信で筆者が利用した機材
マイク付きイヤホン
Apple EarPodsを利用しました。
会社のWeb会議等で利用をしていましたが、音声的に問題なく利用ができたため、導入としてはちょうど良いと考え、利用しています。
配信をする場合の音質としては満足できない事もあるので、音質を上げたい方はヘッドセットの購入をお勧めします。
ヘッドセット
イヤホンから音声品質を向上させたいと思い、ヘッドセットを利用した時期もありました。イヤホンよりは音質は良いですので、お勧めします。
SteelSeries Arctis 3
現在、同メーカーのヘッドセットはモデルチェンジをしています。
新しいモデルのリンクは以下となります。
SteelSeries Arctis Nova 1
外部端末でゲームをする場合
外部端末(任天堂switch、PS4、PS5等)を用いたゲーム配信では、キャプチャーボードが必要となります。
その分、PCゲームの配信と比較すると、必要となる機材も若干増えており、費用が高くつきます。
本構成は、前述した配信用PCでゲームを行う構成に、キャプチャーボードと外部ゲーム機を追加した構成となります。
<本構成のメリット>
- 初期投資の費用を抑えられる
<本構成のデメリット>
- 配信画面を確認しながらゲーム実況するためには別途モニタが必要
- モニタを2枚準備できる方は、用意してください。快適です。
- ゲーム音を聞きながらゲームができない
- マイクとイヤホンがセットとなっているため、パソコンへ音声入力すると、外部端末のイヤホン接続ができず、ゲーム音を聞けません。
- イヤホンをディスプレイ側に接続した場合、モニタに表示している端末の音を聞くことが可能です。
外部端末でゲームをする場合の最小構成機材
以下が外部端末でゲームをする場合の最小機材の構成となります。
- マイク付きイヤホンorヘッドセット:音声取り込み。ゲーム音を聞く。
- キャプチャボード:外部のゲーム機から映像と音声を取り込む。
- パソコン:配信用。
- モニタ:ゲーム画面、パソコン画面を出力。
- HDMI切替器:ゲーム画面とパソコン画面の切り替え。
・HDMIケーブル:パソコンとゲーム機をモニタに接続。
外部端末で筆者が利用した機材
マイク付きイヤホンorヘッドセット
「配信用PCでゲームをする場合」で記載していますので、詳細を省きますが、利用した機材は以下となります。
- Appleのイヤホン
- SteelSeries Arctis Nova 1
音声品質を確保するためにヘッドセットの利用をお勧めします。
キャプチャボード
AVerMedia GC551G2を利用しています。
ある程度の期間配信が続いた事と、外部のゲーム機からキャプチャをしたいと考え、少し高機能の製品を購入しています。
価格を抑えたもので、購入に悩んだものを紹介します。
・AVerMedia Live Gamer MINI GC311
パススルー(後述)が60fps対応であり、任天堂switch(フレームレート(後述):60fps)をプレイするには十分なフレームレートとなります。PS5はもう少し高リフレッシュレートのため、他のケーブルを選ぶ必要があります
・IODATA GV-US2CHD/E
ハードウェアに録画機能がついており、SDカードにデータを保管することができます。
パススルー(後述)について、4Kでレームレート(後述)が60fpsとなっており、任天堂switch(フレームレート:60fps)をプレイするにはちょうど良いフレームレートです。
PS5に対しても、動作保証済みとのことです。
キャプチャボード選択のポイント
キャプチャボード選択のポイントは、「パススルー機能がついているか」、「パススルーのフレームレートが必要数値に達しているか」の2点です。
パススルー:外部端末の画面をPCに取り込むのとは別にゲーム映像をモニタに出力する機能
フレームレート:端末が出力する映像が1秒間にどれだけ切り替わっているかを示します。数値が大きい方が滑らかな映像を出力しています。
HDMI切替器
モニタ1枚で複数の機材の映像を切り替える場合に利用します。
私はゲーミングパソコンと任天堂switchの2台を接続して利用しています。
ゲーミングパソコン側のリフレッシュレートが高いため、HDMI切替器も高リフレッシュレートの出力に対応するものを選択しています。
※リフレッシュレート:映像を出力する際にモニタが1秒間に何回画像を描画できるかを示します。リフレッシュレートが高いほど、映像が滑らかです。
- ラトックシステム RS-HDSW21-8KA
HDMIケーブル
パソコン、ゲーム機から送信するデータ(フレームレート)がモニタに届くまでに遅くなる事を防ぎます。
そのため、速度低下をしない性能のケーブルを選択します。
任天堂switchはフレームレートが60fpsのため、ケーブルについてこだわる必要はありませんが、パソコン側は高フレームレートに対応しているものを利用するため、ケーブルにこだわっています。
私が利用しているケーブルは以下となります。紹介しているケーブルは、長さが異なるのみで性能は変わりません。
- DH-HD21E10BK
- DH-HD21E15BK
配信環境を本格的に整えたい方へ
本記事では記載志摩線が、配信環境を本格的に整える予算のある方や、いきなり本格的な構成を作りたいという方に対しては、オーディオインターフェイスを用いた配信環境の機材をおすすめします。
コンデンサマイクを利用でき、高音質で配信が行えます。
環境の整え方の考え
ゲーム実況・ゲーム動画投稿の環境について、初めて行う場合の環境を紹介しました。
初めてゲーム実況や動画投稿を行う方は継続の不安等から、最小構成から機材を揃える事をおすすめします。
特に機材を充実させるより、パソコンを良いものにした方ができる事が広がります。
まとめ
「ゲーム実況、動画投稿をしたい!」と思っていても、機材を購入する費用が確保できず、我慢している方がいらっしゃいましたら、それは自分が挑戦する機会を自身で減らしている事となります。
規模は小さいかもしれませんが、徐々に大きくしていく用なモチベーションで自分のやりたい「ゲーム実況、ゲーム動画投稿」に挑戦するのはいかがでしょうか。
思い付きでも良いので、一度形にしてみてゲーム実況、動画投稿が続きそうであれば、挑戦してみてください。
今回の記事は、「ゲーム実況、ゲーム動画投稿」に取り組みたい方に向け、作成しました。
ご興味のある方の参考になりますと幸いです。
以上です。